vol.15 自然と共存する農へ「地球に土を還すみみずプロジェクト」

2024年6月30日 日曜日

ナビゲーターはNPO理事でもある里山農業家の飯尾裕光さん。
自然食、天然雑貨の「りんねしゃ」の二代目でもあります。
生ごみが、ホソミミズの力で土になる!生命体の中で唯一、排泄物が土にできるのがホソミミ
その言葉からこのプロジェクトはスタートいたしました。

11億年前の恐竜の時代から今の姿で生物の完成形といわれるシマミミズは進化論のダーウィンが注目しました。
TAMATEBAKO AYNUの温泉熱を使っていよいよスタート!みみずを知る勉強会が行われました。

調理の際に切り落とした皮や痛んだ部分、食べ残しは可燃ゴミとして捨てられますが、栄養分を含んだ食べ物であり、資源。その生ごみを少しでも堆肥化し、ホソミミズでコンポストを作ります。

有機物を食べて土を出す
ホソミミズは循環システムの象徴であり、腸そのものだと飯尾さんは語ります。

ゴミから有機堆肥へ。
丁寧な暮らし。
そしてその土から野菜の生育を目指します。

捨ててしまっている温泉を
循環させて越冬できるミミズ小屋をつくります。

飯尾裕光

里山農業家
株式会社 りんねしゃ専務取締役
株式会社 みんパタProject代表取締役 
公益社団法人全国愛農会会長 

1975年生まれ。愛知県津島市「自然食品・天然雑貨のお店 株式会社りんねしゃ(1979年創業)」の2代目。その一方、同市内で2014年より都市近郊型体験農園を運営し、2020年農業法人「株式会社みんパタプロジェクト」設立。
また、2008年から北海道紋別郡滝上町で多面的農業を学ぶ循環型農場を設立し、愛知と北海道の二拠点で、農場運営とアウトドアフィールドでの食と農に関わるアグリビジネスを展開。有機農業、里山経済学、里山畜養、カッパの経済学、CSA(Community Supported Agriculture)などの研究家としても活動。
これらの活動を行いながら、地域循環型農業と市場形成の実践を念頭に置いた「暮らしの朝市(旧てづくり朝市)実行委員会」(2011年)を夫婦で設立、現在、県内で月8回程度の朝市を定期開催している、朝市運営の専門家でもある。

株式会社 りねんしゃについては下記からも。

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