丹頂鶴をまもる

特別天然記念物丹頂鶴と暮らす里を守る

国の特別天然記念物である丹頂鶴を守るという活動をテーマとすることで、丹頂鶴のみならず弟子屈における生態系保護の取り組みを行います。
この取り組みを元に地元のコミュニティ、環境保護団体、学術研究者と協力し、丹頂鶴を含む野生生物の生息地を保全するための連携や研究を行うことで、これらをより強化していきます。

また、朱鷺と暮らす郷づくり認定制度を研究し、朱鷺と共生するコミュニティのモデルを、弟子屈での丹頂鶴保護に応用します。これは地域住民が野生生物と調和して生活する方法を推進し、地域固有の生態系の重要性を認識し保護することを目的としています。

丹頂鶴の生息地に監視カメラを設置することも重要と考えております。彼らの行動パターン、生態系の変化、そして不法行為や環境破壊の兆候を監視することで、迅速な対応と適切な保護措置の実施が可能になります。

これらの活動に関する情報を積極的に発信し、社会の認識と関心を高め、教育プログラムやメディア、公開イベントなどを通じて、この稀有な鳥とその保護に対する理解と支援を促進します。

このような総合的なアプローチにより、弟子屈における丹頂鶴の保護と、それによって支えられる豊かな生態系の持続可能な管理を実現して参りたいと考えています。

熊牛原野丹頂鶴営巣地保護計画

丹頂鶴営巣地の隣地であり、ソーラーパネル開発予定地3706坪をNPO弟子屈自然共生協会「サロルンカムイ」で2024年6月に、購入することができました。

熊牛原野には約40羽の特別天然記念物丹頂鶴が暮らしています。その一角に十年以上、毎年春から子育てをする丹頂鶴の営巣地があります。2024年6月にNPO法人の有志のご寄付にて上記の土地を購入いたしました。鶴居村での丹頂保護活動の一つに、「タンチョウの繁殖地を守る」があり、繁殖地を保全するため、土地の買取や所有者との協定により、野鳥保護区を設置しています。熊牛原野のNPOの我々も、密猟やキツネに狙われない水のある環境づくりとして、池や湿地にし、特別天然記念物丹頂鶴が暮らす里としての生態系のある環境に戻していきたいと考えています。