今回は、ジャンルを越えて“旬”と“素材”に真正面から向き合い、上質な料理を追求されている 皆木直子さん を東京よりお迎えしました。


北海道の食材と深く向き合い、TAMATEBAKO AYNU にて初めて披露されたのは中華料理。
しかしそれは、枠としての「中華」を軽やかに超えた饗宴でした。
ジャンルや様式が溶け、ただ“本質”と向き合う時間。


塩に頼らず、素材そのものの旨みを引き出すための時間、温度、切り方、火入れ、そして調味料の選択。
その発想と緻密な見極めが、シンプルでありながら奥行きのある余韻を生み、一皿一皿が、もはや作品として立ち上がっていました。


〈メニュー〉

・弟子屈・摩周大王
羅臼天然天日干し昆布
「フカヒレ黄金スープ」

・翡翠胡瓜、白髪葱
ザーサイサラダ



・竹田豆腐
「ピータン豆腐」

知床・古坂ドンのいくら
紹興酒漬け
「いくらビーフン」

・北海道ホタテ
中標津牛乳/ポロニ卵
竹下牧場リコッタチーズ
「帆立雪景色」

・厚岸カキエモン
「春巻」


・大山ミルキーポーク
「熟成黒酢酢豚」

・「上海蟹あんかけ土鍋ごはん」

・「生姜白玉」

最初の二皿だけで、
もう終わってもよいと思うほどの満足感。
すべての料理が鮮明に記憶へ刻まれる、稀有なディナーとなりました。
「帆立雪景色」 は
弟子屈名物メニューとなりそうか予感です。

北海道の大地と食材の力の可能性が、静かに、しかし確かに開かれた一夜でした。